サムラッチ錠とは、サム(親指)で操作することにより、ラッチボルトを引っ込めるタイプの錠前です。
一般的に、錠前に装飾が施されている場合が多いことから、装飾錠とも呼ばれます。
このサムラッチ錠ですが、最初は動き、操作が軽いのですが、構造上、経年劣化により、親指で操作する部分が固くなってくる事があります。
そうなると、日々のドアの開け閉めが億劫になってしまいますね。
しかし、装飾錠の多くはもう廃盤品であったり、装飾が施されているため、交換をしようにも、非常に高額である場合があります。
そのため、まだ固いと言う以外に症状がなく、錠前本体は元気な場合、修理をした方が金額的に良い場合があります。
今回はそんな修理の施工例です。
これがサムラッチ錠を分解して、外側だけにしたところです。
写真ではわかりにくいのですが、長年の使用により、親指で押すと動く部品に段付き摩耗が発生してしまっています。
この部分を肉盛りをし、他の動作部分で必要な箇所を清掃し、古くなり油脂分が抜け、固くなってしまったグリスを除去します。
その上で、グリスアップと言って、新しい油を注入し、分解した部品を組み立てます。
上記のような作業をすることにより、重く固かったサムラッチが、軽くスムーズに動くようになります。
こちらのお宅は、ご年配の女性のひとり暮らしでしたが、
「錠前の動きが軽くなって開けやすくなったわ」
と、喜んで下さいました。
サムラッチ錠の鍵交換でお悩みでしたら、ぜひカギの救助隊福岡におまかせください。