今回は、木製の引戸に鍵を取り付ける工事の施工例をご紹介します。
引戸と言うと、二枚の戸の両方がスライドする引違戸が多いのですが、今回は一枚引き戸です。
引戸錠と一口に言っても、面付鎌錠・チューブラー鎌錠・戸先鎌錠など、たくさんの種類があります。
実は二枚の戸が動く引違戸に使われる、引違戸錠も、引戸錠の一種です。
引戸に鍵を取り付ける場合、それら引戸錠ではなく、あえてドア用の面付本締錠を付けることもあります。
そんな様々な施工方法がある引戸ですが、今回はその中で戸先鎌錠と言うものを使います。
戸先鎌錠を取り付けた後の写真は以下の物です。
写真では鎌状のデットボルトが出ていますが、これは撮影のために出したものです。
実際は、戸が開いた状態では、破損防止のため鎌は出て来ないようになっています。
この鎌が、戸枠の方に引っ掛かり、鍵がかかるシステムとなっています。
それではここから、取り付けの工事風景を載せていきます。
下の写真は、穴あけ加工前の木製引戸です。
この木の引戸に、戸先鎌錠を入り込むための穴を開けていきます。
そして、戸先鎌錠の錠本体を入れるサイズの切り欠き穴が彫れたら、錠本体を取り付けて完成です。
取り付けた後、鍵がちゃんとかかるかどうかチェックして、完了です。
最初に書いた通り、引戸への施工方法はかなりたくさんあります。
戸の材質や戸枠の形状はもちろん、使い方・求める防犯性能によってもずいぶんと異なります。
そのため、都度都度のお見積りとなります。
今回と全く同じ工事の場合で概ね35000円(税別)ですが、戸によって金額は前後します。
LINEで写真を送ってくださいましたら、大体いくらくらいかかるのかの見積もりをお出しし出来ますので、よろしければご利用ください。
それでは今回の施工例はこの辺りで。