先日、門扉に鍵を取り付けると言うご依頼を頂き、行って来ました。
治安の悪化に歯止めが効かない昨今ですので、門扉に鍵を掛けると言うのは、泥棒に対する抑止力として、かなり有効です。
ただ、元々鍵を取り付ける事を想定していない門扉だったので、どんな鍵をどこに、どんな取り付け方法で付けるのか、その選定にかなりの時間を要しました。
写真が取り付け前の門扉の全体写真です。
元々鍵が付いていないものでした。
上の写真が外側です。
レバーハンドルのみが付いています。
そして下の写真が内側のものです。
外のレバーを回すと、内側のフックが連動して動く、オーソドックスなタイプです。
鍵の選定から施工まで
元々鍵を取り付ける事を想定していない物の場合、錠前の選定に苦労します。
今回のこの門扉には当初、チューブラー本締まり錠と呼ばれる物を取り付ける予定でしたが、デッドボルト(かんぬき)だけでなく、ラッチのあるタイプに交換して、このレバーとフックのセットを撤去したいとのご希望でしたので、様々な錠前の中から、今回はインテグラルロックを選定しました。
写真に写ってる箱状のケースの中に錠前が綺麗に収まることが絶対的な希望でしたが、レバーハンドル錠は本体が大きく、彫り込めないため、インテグラルロックとなったのです。
上が施工後です。
インテグラルロックとは、ドアノブの真ん中に鍵穴があるタイプの彫り込み錠です。
この門扉、扉厚が50mm以上ある立派なものでしたので、一般家庭の玄関用の物が使えず、特注で作ってもらいました。
また、色も、門扉に調和するようにとのことで、この色になりました。
門扉と違和感なく取り付けできたかなと思っております。
もちろん外側から鍵も掛けれます。
鍵はピッキングに強い、美和ロックU9です。
内側からはツマミで鍵を開閉出来ます。
「予想以上の出来上がりです。
これで安心して眠れるわ」
と、喜んで下さいました。
お客様に喜んでいただけるのが、何よりの励みです。
まだまだたくさんのお客様に安心をお届け出来るよう、今後もますます精進していきます。