ここ数日は寒波がやって来て、福岡でも雪の日が続いています。
このめちゃくちゃ寒い中、アルミドアの新規取り付けに行って参りました。
いや、ほんと寒かったです。
動き回っているはずなのに、ぜんぜん体が温もらず・・・
寒波、恐るべしですね。
アルミドアを取り付けることとなったいきさつ
なぜ、鍵屋のわたしどもがアルミのドアを新規で取付する事になったのかのいきさつについて、少しお話いたします。
それは先日のことなのですが、いつもご依頼下さるお得意様でもある電機工場様から、工場内の通用口の戸の修理の依頼を受け作業を行った後、ご担当者様から
「実は、社員寮のゴミ置き場の鉄の引戸が壊れ、動かすのにかなりの力を要す状態となっていて、力のない社員は、ゴミ出しが出来ないので、一度見てほしい」
と言われ、寮まで確認しにいきました。
その結果、これはどうしようもないと言う事がわかりました。
また寮長さんの話によると、過去に5社ほどが来たがいずれも修理できずに帰ったとの事でした。
寮長さんは、以前こちらの寮の、他の業者が直しきらなかった鍵と錠を、うちが修理して以来、わたしどものファンになってくれたようで、
「いつもきれいに修繕してくれるので、助かっています。他の業者に頼むつもりもないし、戸を替えても何でもあなたがたの好きにして良いので、とにかくゴミ出しが出来るようにしていただきたい。
ゴミ置き場なので見た目はどうなっても全く気にしないので、おまかせでやってほしい」
と、有り難いお言葉を頂き、紆余曲折あったあと、アルミドアを取り付ける事にいたりました。
問題の鉄製の引戸
さて、こちらがその問題の鋼鉄製の引戸です。
重量が半端ないです。
この引戸、下に戸車が付いているタイプではなく、上からローラーにて吊り上げられているタイプの引戸です。
そのローラーが折れてしまっていて、どうしようもない状態。
折れたローラーを外せばよいだけのように思えるのですが、溶接されていて、溶接部分を切断しないと戸が取れなかったり、ネジと言うネジが錆だらけで動かなくなっていて、外すだけでも相当な労力が要る状態となっていました。
そこで、この戸を修理することはあきらめ、違う方法を模索する事に・・・
それから数日間、どうするべきか悩みに悩みました。
いろいろ考えた代替案
それから毎日代替案を色々と考えました。
予算も限られているため、引戸を入れると、かなり高額となってしまうため、引戸を仕入れて取り付ける言う選択肢は出来ませんでした。
アルミの棒や、アルミの板をたくさん買ってきて、引き戸を新規で作るか…
そして色々とご担当者様と話した結果、アルミのドアを新規で取り付けることになったのです。
いよいよアルミドアの取り付け工事
ゴミ置き場の建物には、鉄の梁が通っていて、これを全部切断すると楽なのですが、おそらく切断しても強度には何の影響もない部分ではありましたが、一応全部切断せずドア枠を取り付けるのに邪魔の部分だけを切って取り除きました。
しかしこの1部だけを取り除くと言う作業はとても大変で、グラインダーの砥石が何枚もだめになり、また寒さで指はかじかんでいるのですが、グラインダーが噛み込んで走ってしまうと指や顔を切ってしまうする恐れがありとても恐ろしかったです。
完成後の写真
そしていよいよ完成。
ドア枠の横に隙間があるので、アルミ板にて塞ぎました。
かなり大変な作業でしたが、寮の皆様、工場の皆様が大変お喜び下さって、やってよかったなと思いました。
そして、極寒の中(というと、雪の多い地域にお住まいの方に怒られそうですが…)何時間も作業をしていて、内臓まで冷え切ったのですが、今回はドアなどの長いものを運ぶため、いつもの車ではなく、暖房の効きが弱い方の車で現場に行ったので、身体がいつまでも温まらず…
あまりにも寒いので、近くにあった薬王寺温泉に行き、温泉に浸かり、晩御飯をたべて帰って来ました。
それにしても、今週いっぱいはまだこのような寒い日が続くようですので、皆さま、お身体には充分お気を付け下さい。
それでは今日のブログはこの辺で…