先日、お客様からこのようなご依頼を頂きました。
ご依頼主は男性の方で、要約するとこんな感じの内容でした。
「福岡市西区内のマンションに、高齢の母親が一人で暮らしている。
その母親が、過去に体調を崩したのだが、電話はなんとか出来たので、自ら救急車は呼べた。
しかし、その場から動く事が出来なかっため、救急隊員が到着後、玄関の鍵を開ける事が出来ずだったため、連絡を受けた自分が母親の家に行き、預かった鍵で玄関を開けるまで、救急隊員が室内に入る事が出来なくて困った。
また、このような事があると心配なので、デジタルロックを取り付けてほしい。
デジタルロックならば、救急車を呼ぶ際に、暗証番号を伝えておけば、救急隊員が入れないと言ったことも起こらないと思う」
と言った感じでした。
確かに、デジタルロックなら、暗証番号を伝えれば、一時的に救急隊員が中に入り、救出して頂けるでしょう。
また、カギの救助隊福岡で取り扱っているV10と言うデジタルロックならば、ご自身で暗証番号を変更するのが容易な製品ですので、その時暗証番号を伝え、知られてしまったとしても、すぐに暗証番号を変更する事が出来て安心かもしれません。
そう言ったわけで、さっそくデジタルロックの取り付けをしに、お母様がお住まいの、福岡市西区のマンションに行って参りました
デジタルロックの取り付け位置の打ち合わせ
そうしたわけで、福岡市西区内のマンションに到着をいたしました。
ご依頼をくださったご子息様は、お仕事で不在でしたので、実際にこのデジタルロックをこれから操作されるお母様に、製品の特徴、操作方法の説明をさせて頂きました。
「これなら私でも使う事が出来る」
とおっしゃっていただいたので、工事に進みました。
（実際にお使いになるお母様がもし、使いづらいとおっしゃられたなら、デジタルロックの取り付けはやめて、他に何か良い方法が無いか、一緒に考えようと思っておりました）
実際に工事に取り掛かる前に、時間をかけて入念に行うのは、デジタルロックを取り付ける位置を決める事です。
ドアの強度の問題などもあるので、取り付け位置には多少の制約があるものの、やはり使うお客様の身長などを考慮して、お客さまと一緒に位置を決めて行きます。
幾ら強度が上がっても、お客さまにとって使いづらい物となってしまっては意味がありませんから。
（特に今回のように、防犯目的ではなく、鍵の操作性を重視してのご依頼の場合は特に）
こうして位置が決まればいよいよ施工です。
位置決めをした場所にいよいよ取付開始
こうしてようやく、位置決めをした場所に、デジタルロックを取り付けて行きます。
デジタルロックに関しては、福岡地区だけで、これまで100台近く取り付け工事を行なって参りました。
そんな自分ではありますが、やはりこの穴開け加工をする瞬間はもっとも緊張します。
車の運転なんかでもそうですが、人間慣れと言うのが一番恐ろしい。
慣れてくると、油断するつもりはなくとも、ついつい心に隙が出来て、ケアレスミスをおこしたりと言った事が起こりがちです。
そうならないために、たくさん取り付けをした経験豊富な錠前こそ、何度も何度も確認をしながら取り付け工事を行ないます。
（新製品などで初めて付ける錠前に関しては、意識しなくてもものすごい確認を自然と行なっておりますので）
こうして、ひとまずメインの穴を開ける事に成功。
ここで気が緩みがちですが、ここから大小様々な穴を作っていくので、まだまだ気は抜かないよう、自分を律していきます。
それにしても、1980年代から1990年代半ば前後に建てられたマンションは、ドアがゴツイです。
中に鋼鉄製や、物件によってはステンレス製の枠がびっしりと通っている事が多いです。
（もちろん、その年代以降に建てられたマンションでも、頑丈なドアの物件もあります）
デジタルロック取付完了
こうして、デジタルロックの取り付けが無事に完了いたしました。
取り付け後、お母様に確認したところ、ちゃんと使えると言って下さいましたので安心しました。
今回は、以前救急車を呼んだ時、鍵の事で困ったからと言うご依頼でしたので、その点のご不安は解消していただけたかなと思います。
とは言え、救急車を呼ばねばならない状況にならないよう、お客様が健康でいてほしいなと思った一日でした。
今回は福岡市西区内のマンションに、デジタルロックを取付させて頂いた工事の紹介でした。
カギの救助隊福岡では、個々のお客様のご要望に合わせて、お客様と一緒に最適な錠前を選定しています。
鍵の事、防犯の事でお困りなら、カギの救助隊福岡におまかせ下さい。
